心の楽園音楽

『りんけんバンド』はリーダーの照屋林賢が1977年に結成以来、三線、島太鼓などの沖縄の伝統楽器と、ドラムス、キーボード、ベースなどの現代的な楽器を巧みに融合させ、「沖縄ポップ」といわれる新しい音楽のスタイルを追求しているグループです。

オリジナルの全楽曲を林賢が作・編曲し、それらの詩曲が稀代の歌姫・上原知子によって歌われる時、曲に生命が吹き込まれます。

ポップで力強く、心躍る沖縄特有のリズム。清らかで美しく、心地よいメロディと歌声。歌詞はすべてウチナーグチと呼ばれる沖縄方言で歌われ、カラフルなコスチュームで勇壮な“エイサー”が踊られるステージは、華やかそのもの。そして、観客と一体となって繰りひろげられる“カチャーシー”は、南国の熱気一色。

沖縄のカルチャー<言葉と伝統芸能>を土台にしながら、”なんくる”(=自然なまま)に、そして自由奔放、積極果敢に音楽の世界航海を続けるりんけんバンドは、新たな出会いを待っています。

ファミリー・バンド

りんけんバンドは世界でも稀な“ファミリー・バンド”といえます。ファミリー・バンドとは、とても幅広い客層に受け入れられているということ。

8ヶ月の赤ん坊から80歳のお年寄りまで、文字通り3世代にわたる老若男女が、一緒になってごく自然に心から楽しめる音楽なのです。

ファン層が狭い若年層だけに限られがちな、わが国のポップミュージック・シーンとはまったく異なる現象が、りんけんバンドのコンサート会場では常に起きています。こうした事例は国内にとどまりません。今までにりんけんバンドは、南・北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界各地をツアーして、いずれも高い評価を得ていますが、会場を問わず、その場に居合わせた人々の身も心もしっかりと捉えてしまうのです。

人間の奥深い部分に直接伝わる根源的な力が、彼らの音楽にはあるのでしょう。

それはりんけんバンドの音楽が、日常の暮らしの中からわき出る音楽であり、心から素直に感じることを歌にしているからなのだと思います。非常に高い音楽性を達成しながら、実に親しみやすい、シンプルなリズムとメロディ。

りんけんバンドは人種・国境・言語を飛び越えた、世界でも希有な、本当の意味でのライブ&ファミリー・バンドといえましょう。

修学旅行ライブ

りんけんバンドのホームグラウンド的ライブハウス「カラハーイ」は、これまでに多くの中・高生が訪れ、沖縄ポップに魅了されています。

○ 最初はのり気じゃなかったのに、だんだん心地よくなった。
○ 言葉は分からなくても音楽で通じることを学んだ。
○ いやなことを忘れて元気になった。
○ みんなが楽しそうでこちらまで楽しくなった。
○ 飾ってなくてありのままなのが気持ちよい。
○ 自分たちの文化に誇りを持っていると感じた。それが素晴らしい。
○ 新鮮で懐かしい音楽。今までにない音楽を聴いた。
○ りんけんバンドの曲はこの先ずっと心に残っていく気がした。

〜修学旅行のしおりより
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ほんとうの“癒し“とは

見た目の鮮やかさと相俟って、自然で飾らないキャラクターのメンバーから滲み出る、ナチュラルなステージング。稀代のコンポーザー照屋林賢と、名手が多いと言われる沖縄でも、傑出した高い品性を感じさせる表現力の持ち主である上原知子の歌声、それらのパワーが何にもまして発揮されるのがりんけんバンドのライブといえましょう。

言葉では到底言い表せないエネルギーの奔出、この上なく楽しく元気が出る音楽。

楽しさが後をひき、体験者の多くがリピーターになるという現象や、何も知らない幼児が、りんけんバンドのCDに合わせて踊り出すといった自然な反応など、なにも構えず真っさらな状態で接する時にひき起こされる現象の根本は、同じことなのかもしれません。それは、りんけんバンドの音楽が持っている力、人を動かす力、身体の奥深くに直接響くなにか根源的なもの、それこそが本来の“癒し”と言えましょう。
普遍的な力の存在が確認できる“りんバン体験”をお薦め致します。